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講師業もようやく軌道に乗ってきたある日、もともと知り合いの子であるS也(6歳)が、ヤ○ハの幼児科を卒業してわたしの所にやって来た。 あまりにもかわいらしいので、見知らぬおばさんが「かわいいわね」と言ってくれたブドウの入った袋を、S也はブルン、ブルン、と振り回し、ポイ〜〜ッ!!(*`∇´)ノ"と投げ飛ばしたことがある。 彼は大物だ。 この「ヤメレー」「ハナセー」「人の名前呼ぶなー」は、S也語録として知り合いの間で代々語り継がれている。 さて、そんなS也、もちろんおとなしくレッスンを受けるわけがない。あっちフラフラ、こっちチョロチョロ、ちっともレッスンに集中しない。 ある日のこと。 わたしは静かにキレた。 「あっそう。いいよ、S也がやりたくないなら今日はもう帰るね。バイバ〜イ」と言って、わたしはそそくさとペンをしまい、上着を着て帰ろうとした。その時。 S也「…!!(゚o゚)」 ん...?? S也「ぶるんっ((>_< )( >_<))ぶるんっ!やるっ、やるっ!!」 みの「なに?やるの??」 とたんにS也はマジメにピアノを弾き始めた。 その後も彼は時々やりたくないモードに入ったが、その度に『今日はもう帰る』作戦に引っかかるS也であった。懲りないヤツだ。 次回は「はじめてのはっぴょうかい」 です。 |