piano

第4回
突然の就職話

それは、わたしがフリーでピアノを教え始めて2か月ほどたった時のことでした。

O内先生からこんなお話が。

「あなたさぁ、◯◯音楽教室の試験受けてみない?」

よく聴いてみると、その音楽教室では、結婚のためやめる先生が2人もいて困っているらしい。
しかも試験の締め切りが迫っているので、すぐに返事が欲しい、とのこと。

一応家に帰って母に相談し、『まぁ、いい話なんじゃない?』ということで、次の日には、わたしはもうO内先生と一緒に、その教室を運営しているE事務所にいました。

担当のN屋さんの話によると、一辺に2人やめられて先生が足りず、かなり焦っている様子で、ぜひ試験を受けて専属の講師になってほしい、と説得してきたのでした。
で、N屋さんはこう切り出しました。

N屋さん「…で、ですね、申し込みの締め切りが2日後なんで、今日郵便で出さないと間に合わないんですよ。それで、今ここで申し込み書、書いてってもらえます?」

みの「…ふ、2日後ですか!?」

ていうか、曲も決まってないやんけ。

しかし、話はもうすでに決まっている状態なので、わけのわからないまま、とにかく申し込みを済ませたのでした。

試験の内容は、自由曲1曲と、面接のみ。
曲は、たまたまレッスンでやっていたベートーヴェンのソナタに決まりました。
というか、それしかありませんでした(涙)。

…試験まであと2か月。
しかし、『自由曲1曲と面接のみ』という意外とあっさりした内容にに、心のどこかでこの試験を甘くみていたわたしなのでした…。

次回は『みの、真っ白になる』です。

インデックス

ホームページ


Last modified: Thu May 2 10:42:22 JST 2002