第11回
ピアノやめたい病、発病

最初に念を押しておきますが、この病気は決してT橋先生に泣かされたことが原因で発病したのではありません(笑)。あしからず。

小学5年生あたりから、ピアノだけでなく、いろんな楽器、いろんなジャンルの音楽に興味を持ち始めたわたし。無難なリチャード・クレイダーマンからオーケストラから歌謡曲まで、『ピアノ+他の楽器』という形に特に興味が沸いてきました。要するに、ピアノソロというのがちょっぴり物足りなく感じてきたのです。

さらに中学に入ってからは、ハノンにツェルニー、バッハ、ソナチネ…と、これを弾くだけで精いっぱいの日々。好きな曲を練習するヒマがないのをだんだん窮屈に思い始めたのでした。そして「ここまで来たら基礎はもうできたし(←ナマイキ)、習うのはやめて、好きな曲を弾いて過ごしたい」という考えが頭をもたげ始めたのです。

しかし…。
「基礎はもうできたので、やめます」なんてことは、口が裂けても言えない!!(「できてないわよ」と言われるのがオチ。)
かと言って他に理由が思いつかない。部活は運動部なわけじゃないし、ピアノが嫌いになったわけでも、先生が嫌いなわけでもないし…。う〜ん( ̄〜 ̄)困った…。

そんな感じでズルズルとレッスンを続けていたわたし。

が、ある日転機が!!

T橋先生はもともと声楽科出身。歌の生徒さんも数多くお持ちでした。そのT橋先生が、この北海道を離れ、東京の音楽大学で講師を務めることに決まったというのです。

その話を聞いたとき、わたしの心の中では『えっ、先生東京に行っちゃうの!?』という気持ちと『やめるチャーンス!!』という二つの気持ちが交錯したのでした。

しかしT橋先生はもちろん、ちゃ〜んと引き継ぎの先生をご用意してくださっておりました。
が、小心者でありながら実はけっこう頑固なみの、ここは引き下がりませんでした。

みの「ピアノ、やめます…」

T橋先生「…え!? やめちゃうの??? えーっ、もったいない!!

今思うと、どうしてやめたいのかはあまり追求されなかったような気がしますが、『もったいない』『考え直したら?』『まだ時間はあるわよ』と、事あるごとにチクチクと迫られました( ̄∇ ̄;)
ま、今思うと「あっそう、やめるの? 残念ねー」で終わらなくてよかったカモ…。

T橋先生は、わたしが中2の秋に上京されることに。その9月の最後の発表会をもって、レッスンを終了することになりました。

つ、ついにやめられる…10年間よくがんばった!これで自由になるのねっ♪ …と、ちょっと浮かれモードのみの。

がっ!!

T橋先生は最後の発表会の曲に、そんなわたしがぶっ飛ぶような曲を選んできたのです…。

それはまた次回。。。

次回は『T橋先生の選曲に、みのぶっ飛ぶ』です。

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Last modified: Sun Sep 15 23:45:52 JST 2002