第15回
自由時代 〜お昼の放送で みのピンチ〜

中3になり、わたしは念願の放送部に入部しました。 え、なぜ『念願』かって?それは「お昼の放送」がやりたかったから(笑)。

放送部といっても、ほんとにお昼の放送をするだけ。しかも自分達の好きな曲をかけていい。放課後の活動はもちろんナシ。こんな素晴しい部活動が他にあるでしょうか(笑)。
本当は2年のときに入りたかったのですが、2年のときは定員いっぱいで募集しなかったのでした。というわけで、ようやく3年になって入部!

この「お昼の放送」、毎日ローテーションで、それぞれ週に1回、3人で放送します。わたしは同じクラスのMちゃん、そしてハモリの相棒Yとの3人でした。
給食はクラスメートがトレーに乗せて、放送室まで運んでくれて、3人だけで好きな曲をかけながら給食を楽しめるのです。う〜ん、至福の時。。(*⌒-⌒*)

毎週、ユーミンからサザンから、まぁいろいろかけました。夏には『夏特集』、冬には『冬特集』(笑)。クラスメートのリクエストにもじゃんじゃんお応え!
中でもクラスメートのI見くんは大大大のサザンファン。彼のリクエストには何回も応じてあげました。
で、彼はお昼の放送でサザンがかかるとわかると、「みんな静かにしろよ!!」と宣言。にもかかわらず教室中がうるさいと、「みんな静かにしろってぇ!!聴こえねーべや!!!!!(`△´メ)ノ」とマジで怒るのだ(笑)。

そんなこんなで、だいたいのリクエストにもお応えして落ち着いた(?)ある日、Aちゃんから「これかけて♪」とのリクエストが。その名も『いんぐりもんぐり』。
みなさん、ご存じですか?『いんぐりもんぐり』。きのこ頭(マッシュルームカットではない、きのこ頭なのだ)の何人組だったか?彼らは結局1曲もヒットしないまま去っていったような・・・(ファンの方ごめんなさい)。

「えー、そんなの知らないよぉー(● ̄ε ̄●)」と反対する3人の放送部員。
「いや、ほんとにいいんだってばぁ!!聴いてみればわかるって!!かっこいいんだよ☆」
「どこがぁぁぁ????ヽ( ̄_ ̄;)ノ」
「お願い!!どの曲でもいいから!かけて!!!!!」

Aちゃんの情熱に根負けして、渋々「わかった、、」とお応えすることに。
しかし、カセットテープの曲目を見てみると、なんともアホなタイトルの曲ばかり(ファンの方ごめんなさい)。
3人で早くもげんなり(笑)。「どうするぅ〜???」と悩みました。

時間的にかけられるのは3曲。タイトルを見ていって、どうやら1曲目の「マッチ売りの少女」という曲が一番無難っぽい(そうか?)。無難というか、まぁ、しんみりしてそうな曲じゃない?
少なくとも みのの予想では、マイナーでスローなバラード系ではないかと。

よし、じゃあ1曲目から順番に3曲かけていこう、と決定。
あとは誰がアナウンスするか、だ。
いつもは順番にやっているのだが、今回だけはアホっぽ過ぎて(ファンの方ごめんなさい)、誰もアナウンスしたがらないので、公平に(?)じゃんけんで負けた人がやることに。

「最初はグー!じゃんけんしょっ!!!」(じゃんけんしょって北海道弁?笑)

ああああぁぁぁぁーーーー!!みのの負けぇぇぇぇ!!!!ヽ( ̄▽|||)ノ

泣く泣く一人ミキサー室に入りました。。

放送は、スイッチを入れ、テープの再生ボタンを押し、イントロが終わったあたりで音楽のボリュームを下げ、アナウンスしたあと再びボリュームを上げる、という作業を、アナウンサーが一人でやる。他の二人はミキサー室のガラスの向こうで「3・2・1・キュッ!!」とサインを出すだけ(笑)。

アナウンスは「みなさんこんにちは。お昼の放送の時間です。今日は○○特集をお送りいたします。今日おかけする曲は、○○、△△、××の3曲です。それではごゆっくりお楽しみください」というもの。

はぁ、なんかイヤな予感がするが、、テープをセットし、スタンバイOK。
さ、時間になりました。ガラスの向こうでMちゃんとYがサインを出す。

「3・2・1・キュッ!!(*⌒o⌒)σ」

音楽スタート。

すると・・・・・











♪マッチ売〜り売〜りっ♪

♪マッチ売〜り売〜りっ♪



げ!!!!!!!!Σ( ̄▽ ̄;)

3人の予想を遥かに超えるめっちゃ明るいブギウギ調だった(核爆)。←しかもコーラス

MちゃんとYは、もう床を転げ回って大爆笑。
みのも一瞬大爆笑。しかしっ!アナウンスしなければ!!(T▽T)わ〜ん!!

「みなさんっこんにちは。おひっ、お昼の放送の時間です。プッ 今日は『いんぐりもんぐり』特集をお送りします。んぷっ 今日おかけっする曲は、"マッチ売りの少女"、"○○"、"××"ですそれではごゆっくりお楽しみくださぃ…

最後の方は超早口になり、速攻でマイクのボリュームを下げたため、語尾はフェードアウト状態だった(と思われる)。

アナウンス終了直後、ぎゃはははははは〜〜〜〜!!!!!!(T▽T)ノ彡☆っと涙を流しながら大爆笑! 腹がよじれました。

そのあとの2曲は全く記憶がありません。『マッチ売りの少女』のインパクトがあまりにも強すぎて。

当然、わたしたちは教室に戻ってから、Aちゃんにみっっっっちりとお説教をした。
「えぇぇー、なんでぇ?いい曲だったしょ〜」と全く反省の色がないAちゃん。

Aちゃんのリクエストは二度と聞くまい、と心に固く誓った3人であった。。

次回は『自由時代 〜杉山清貴にハマる〜』です。

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Last modified: Wed Jun 9 23:27:21 JST 2004