第17回
自由時代 〜音楽の授業で みのピンチ〜

中学1年のときの音楽の先生は、T木先生という50代の男の先生で、それはそれはコワイ先生だった。まず顔がコワイ(笑)。イカツくて、微妙な長髪の芸術家タイプ。ちょっとタレた細い目の奥はキラリと光り、私語なんてしようものならとんでもないことになる!というくらい恐かった。

その反動か、2年になってY崎先生という30代の女の先生に代わった途端、クラスはもう崩壊状態! これがまたいかにも生徒にナメられそうな、小柄でちょっとぽっちゃりとした丸顔で…、しかも、ジャッキー・チェンの映画に出てくるサモハン・キンポーにちょっと似ていたため(先生ゴメンナサイ)、早速あだ名は『サモハン』になってしまった(^-^;

当然男子から からかわれ放題で、Y崎先生もちょっとムキになるタイプだったため、からかわれる→怒る→それをからかわれる→怒る の悪循環。
そんなこんなで、毎回チャイムが鳴ってから教室が静かになるまで、10分はかかっていた。ときには「もう!どうして静かにしてくれないの!?(;_;)」と半べそ状態になることもあった。

が、このY崎先生、音楽に対してはとても情熱があって、授業そのものは楽しかった。そのため、いつしかみんなY崎先生を慕うようになり、授業にもすんなり入れるようになったのでした。あ〜よかった!

そんなY崎先生、授業で忘れ物をすると、みんなの前に立たせて伴奏なしで1曲歌わせるという罰ゲームを開始!( ̄▽ ̄;)なかなかやりますネ…

これがけっこう恥ずかしいのだ。早速忘れ物をした隣の席のS郎は、なるべく短い曲を!と思い「ぞうさん」を歌ったのだが、これはこれで大爆笑(T▽T)o彡☆バンバンッ
短かろうが長かろうが、とにかく人前で歌わされているということ自体がおもしろいので、何を歌っても笑われることは間違いないのであった(笑)。

そんなワケで、絶対に忘れ物はするまい、と心に固く誓っていた みのであるが、ある日リコーダーを忘れたことに気付く( ̄▽|||)がーん!
しかもこのリコーダー、ご丁寧なことに裏側に名前が彫ってあるため、ごまかしがきかない。

そこで、ヤマハの幼児科で一番最初に習った超短い曲「大好きなパン」(♪ミレド〜 ミレド〜 ドドレレミレド〜♪)を歌おうかと思ったが、…待てよ、これは「ぞうさん」より笑われそうだ!(笑)

というわけで、結局友達からリコーダーを借り、名前の部分が見えないように置いて乗り切ることに。

さて、まだチャイムが鳴る前で、教室はワイワイガヤガヤしていたが、みのは『バレませんようにバレませんように…( ̄人 ̄;)』と内心ヒヤヒヤ状態でいた。

すると!!

挙動不審なみのの様子に気付いたのか、隣のあのS郎が、いきなりみののリコーダーをくるっとひっくり返し、名前を見た。

S郎「あっ!(▼▼メ) これ、お前ンじゃねぇ!!」

みの「しーっ!しーーーーっっ!!!!(; ̄b ̄)(; ̄b ̄)(; ̄b ̄)」

S郎「お前、オレが恥をしのんで歌ったっていうのに、ツラッとして悪いヤツだな、先生に言ってやる。先生先生先生先生先生先生先わーわーわーわーわーわーわーわー!!!!!!!!(みの必死の妨害)」

するとY崎先生が「何?どうしたの?」とやって来た!
バ、バレる!!! みの絶体絶命!!!(T▽T)

・・・そして。







S郎「…先生元気?(^ー^)ノ」

Y崎先生「…は?」(なんのこっちゃ?ヽ(。_゜)ノと戻って行く)


みの「…ハァァァァァァーーーーーーッッッ(o_ _)o(脱力)」

S郎「お前、感謝しろよ(▼▼*)フッ」

みの「へへぇぇぇぇぇーーーーっ<(_ _)>」

かくして歌の罰ゲームをなんとか免れたのでありました。その後しばらくの間S郎の奴隷になったのは言うまでもなく(笑)。

こんなアホな自由時代を経て(若気の至り^^;)、中学卒業、そして高校へ進学。ここでピアノへの思いが再燃するのでありました。

次回は、『自由時代終了 〜O内先生との出会い〜』です。

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Last modified: Sun Nov 20 20:58:18 2005